ユーザーのバウンススコアをリセットする方法について説明します。
必要なユーザーレベル: 管理者
各Discourseユーザーには、アカウントに関連付けられたバウンススコアがあります。
ユーザーのメールアドレスにメールがバウンスするたびに、そのユーザーの「バウンススコア」は、一時的なバウンスか永続的なバウンスかによって、サイトのsoft bounce scoreまたはhard bounce score設定で定義された値だけインクリメントされます。
ユーザーのバウンススコアがサイトのbounce score thresholdサイト設定の値に達すると、Discourseはそのユーザーへのメール送信を停止します。
サイトのbounce score thresholdを超えたユーザーにメールが送信されない場合、Skippedログ(.../admin/email/skipped)にエントリが追加され、Skip ReasonがExceeded bounce_score_thresholdに設定されます。
バウンススコアのサイト設定
デフォルトでは、以下のサイト設定がDiscourseサイトでのバウンススコアの機能方法を管理します。
ユーザーのバウンススコアをリセットする
バウンススコアをリセットする前に、メール配信の根本的な問題を完全に解決することが重要です。
ユーザーのバウンススコアを手動でリセットするには:
- ユーザーの管理ページに移動します。
- ページ上部近くの「Bounce Score」行にある「Reset」ボタンをクリックします。
バウンススコアをリセットすると、すべてのスコアが0に設定され、ユーザーにメールを再度送信できるようになります。手動でリセットしない場合、Discourseはreset bounce score after daysで設定された期間後に自動的にスコアをクリアします。
ユーザーは自身のバウンススコアをリセットすることはできません。ユーザーにスコアをリセットさせることは、メールを継続的にバウンスさせながらスコアを無限にクリアするなど、悪用につながる可能性があり、メールサービスに問題を引き起こす可能性があります。
一括リセット
すべてのユーザーのバウンススコアをグローバルにリセットすることは可能ですが、サイトのrailsコンソールへのアクセスが必要です。
Discourseホスティングのお客様は、サイトのユーザーのバウンススコアをグローバルにリセットする必要がある場合は、team@discourse.orgまでご連絡ください。
サイトのすべてのユーザーのバウンススコアをリセットするには、サイトのrailsコンソールに次のように入力してアクセスします。
cd /var/discourse/
./launcher enter app
rails c
次に、次のコマンドを使用します。
UserStat.all.update_all(bounce_score: 0.0, reset_bounce_score_after: nil)
このリセットにより、Discourseは「バウンススコアの閾値を超えた」ためにメールを受信できなかったすべてのユーザーへのメール送信を再開します。
